米国の関税発動で金融市場が揺れる
2025年1月30日、トランプ大統領がメキシコ・カナダに25%、中国に10%の関税を発動すると発表しました。このニュースを受けて、金融市場は大きく動きました。
- ドル円(USD/JPY)は急上昇
- ゴールド(XAU/USD)は一時的に下落
- 株式市場はリスク回避の売り圧力が強まる
関税強化による貿易摩擦の懸念が高まり、市場の不安定化が進んでいます。では、具体的にドル円とゴールドの値動きにどのような影響があったのかを見ていきます。

関税の話が出ると、やはり市場が大きく動きますね…。

そうですね。特にドル円とゴールドは、こうした政治的なニュースに敏感に反応します。

でも、リスク回避の流れなら通常ゴールドが買われるはずですよね?今回はドルも買われて、ゴールドは下がったのですね。

はい。通常、経済不安があるとゴールドに資金が流れるのですが、今回は『ドル高』の影響が大きいです。米国の関税発動によって、ドルの需要が一気に高まりました。その結果、ゴールドよりもドルの方が強くなり、ゴールドは一時的に下落しました。

なるほど…。でも、ゴールドはまた上がる可能性もあるのでしょうか?

短期的にはドル高の影響で調整が入るかもしれませんが、中期的には再び上昇する可能性があります。ただ最高値更新後楽々突破していたピボットR1を下抜けしました。2789ドルのサポートが機能するかどうかが重要ですね。
ドル円の動き:リスク回避のドル買いが加速
通常、リスク回避の局面では円買いが進むことが多いですが、今回は異なる動きとなりました。
ドルが買われた理由
- リスク回避のドル買い
市場の不安定化により、投資家は安全資産としてのドルを選択しました。 - 人民元売りによる相対的なドル高
米国の関税が中国に向けられたことで、中国経済への懸念が高まり、人民元が売られました。その結果、ドルが相対的に買われる流れになりました。
ドル円の現在の水準
関税発動のニュースを受けて、ドル円は155円台半ばまで上昇。
今後の焦点は、FRBの利下げ観測とのバランスがどう取れるかです。

ドル円も上がりましたね。普段はリスク回避で円高になることが多いのに、今回は違うのですね。

そうですね。今回は円よりもドルの方が強い流れになりました。

ということは、もしFRBが利下げを急がなければ、ドル円はさらに上がる可能性があるということでしょうか?

その可能性はありますね。155円を超えて安定するかどうかが一つのポイントになります。ただ、関税の影響がどこまで広がるかによっても変わってきます。
ゴールドの動き:短期下落も中期的には上昇の可能性
通常、リスク回避時にはゴールド(XAU/USD)が買われるのが定石ですが、今回はドル高の影響で一時的に下落しました。
今後のポイント
- 2789付近のサポートを維持できるかが焦点
- 短期的にはドル高の影響で調整局面も、中期的には再上昇の可能性
- FRBの金融政策と米国経済の動向にも注目

ゴールドは安全資産といわれていますが、やはりタイミングによっては下がることもあるのですね。

そうですね。リスク回避資産だからといって、常に上がるわけではありません。今回のようにドルが強すぎると、逆にゴールドが売られることもあります。ずっと堅調で止まるきっかけが必要だったのかもしれません。

でも、長期的に見るとまた上がる可能性もあるのでしょうか?

その可能性は十分にあります。落ちたとはいっても最高値を更新していますからね。2789ドルのサポートが機能すれば、そこから反発する展開も考えられます。
今後の注目点
- ドル円が155円を超えて定着するか
- ゴールドが2789ドルのサポートを維持できるか
- 関税政策の影響がどこまで広がるのか

市場の動向は非常に流動的であり、今後も最新情報をチェックしながら、慎重な投資判断が求められます。
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