雇用統計とは?重要な指標と市場への影響

ねぇ、お姉ちゃん!雇用統計ってよく聞くけど、結局なんなの?

アメリカの労働市場の健康状態を示す重要な経済指標よ。特に「非農業部門雇用者数(NFP)」、「失業率」、「平均時給」の3つが注目されるの。毎月第一金曜日に発表されて、世界中の投資家が注目するイベントのひとつね。
なぜ雇用統計が重要なのか?市場への影響を解説
- アメリカは世界最大の経済大国であり、その労働市場の状況は金利や景気の先行きを判断する重要な手がかりになる。
- 特に、アメリカの中央銀行(FRB)の金融政策に影響を与えるため、発表のたびにドル円相場が大きく動くことが多い。

ふーん。でも、アメリカの雇用状況が日本に関係あるの?

もちろん!アメリカの景気が良ければ、日本企業の輸出が増えたり、投資が活発になったりするのよ。逆に、景気が悪いと世界経済全体に影響を与えることもあるよ。
雇用統計の見方:重要な3つのポイントを解説
- 非農業部門雇用者数(NFP)
- 増加(予想より多い) → 経済が好調 → ドル高・円安
- 減少(予想より少ない) → 景気が悪化 → ドル安・円高
- 失業率
- 失業率が低下 → 雇用が増えて景気が良い → ドル高要因
- 失業率が上昇 → 景気減速の可能性 → ドル安要因
- 平均時給(賃金の伸び)
- 賃金が上がる → インフレ懸念 → FRBが利上げする可能性 → ドル高要因
- 賃金が伸びない → インフレ圧力が弱い → ドル安要因

なるほど〜!雇用統計って、ただの雇用者数じゃなくて、賃金とか失業率も見るんだね!

そうそう。市場予想とのズレが大きいと、為替市場が大きく動くことがあるから、発表のタイミングには注意が必要よ。
雇用統計の見方:重要な3つのポイントを解説
- もし雇用者数が市場予想を大きく上回れば、ドル円は急上昇(円安)する可能性が高い。
- 逆に、雇用者数が予想を下回れば、ドル円は急落(円高)しやすい。

じゃあ、雇用統計が発表された瞬間にトレードすれば儲かるんじゃない?

それが簡単じゃないの。発表直後は為替が大きく変動しやすいから、リスクも大きいの。スプレッドが広がったり、注文が通りにくくなったりすることもあるから、初心者は特に慎重になったほうがいいよ。
NFP(非農業部門雇用者数)とは?意味と相場への影響

そういえば『NFP』って何の略なの?

『Non-Farm Payrolls(非農業部門雇用者数)』の略よ。農業を除いたアメリカの企業や政府機関で働いている人の数を示しているの。簡単に言えば、アメリカでどれだけ新しく雇用が増えたかを表す指標ね。

農業は入ってないの?

そう。農業は季節によって雇用が増減しやすいから、統計のブレを減らすために除外されているのよ。でも、それ以外の業種の雇用状況を知るには、NFPはとても重要なデータなの。
FRB(アメリカの中央銀行)とは?役割と金融政策の影響

あと、『FRB』っていうのもよく聞くんだけど…これは何?

『Federal Reserve Board(連邦準備制度理事会)』の略で、アメリカの中央銀行のことよ。日本でいう日銀(日本銀行)みたいなものね。

じゃあ、FRBって何をするところなの?

主に金利を決めたり、お金の流れをコントロールしたりする機関よ。たとえば、アメリカの景気が良すぎてインフレが進みすぎると、FRBは金利を上げてお金の流れを抑えようとするの。逆に、不景気になりそうなら金利を下げて景気を刺激しようとするの。
NFPとFRBがドル円に与える影響
- NFPが良い(雇用が増える) → 景気が良い → FRBが利上げを考える → ドル高・円安
- NFPが悪い(雇用が減る) → 景気が悪い → FRBが利下げを考える → ドル安・円高
美桜「なるほどね!雇用統計って、FRBの動きにも関係するんだ!」

そうよ。だから、NFPとFRBの金融政策をセットで考えると、為替の動きを予測しやすくなるの。
まとめ
- 雇用統計はアメリカの景気を知る重要な指標
- NFP(雇用者数)、失業率、平均時給の3つがポイント
- 予想を上回るとドル高・円安、下回るとドル安・円高になりやすい
- 発表直後は相場が大きく動くため、注意が必要

へぇ〜、雇用統計って思ったより奥が深いね!

そうね。でも、ちゃんと見方を覚えれば、相場の動きを予測する手がかりになるから、チェックしておくといいわよ。

予測をしてポジション持っていれば安心だね♪

私は発表前後の変動が大きいから、雇用統計ではポジションは取らないよ。無理にトレードするより、落ち着いて相場を見るのが大事だからね。

えー?でも、お姉ちゃんって色々分析してるし、予測もしてるじゃん?それならポジション持ってても安心なんじゃないの?

そう思うかもしれないけど、雇用統計みたいな大きな指標の時は予測だけで安心するのは危ないのよ。

なんで?強い結果なら円安、弱い結果なら円高って単純な話じゃないの?

じゃあ次のページで詳しく解説するね。
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